ホームページを作ったのに、問い合わせが増えない。

このご相談を受けたとき、最初に必ずお伝えすることがあります。原因を探す前に、切り分けをしてください。

「問い合わせが来ない」には、まったく違う2つの状態が混ざっています。

  • 見られていない(そもそもページに人が来ていない)
  • 見られたが、動かれていない(来ているが、連絡には至っていない)

この2つは、直す場所がまったく違います。切り分けないまま手を打つと、効かない改善に時間とお金を使うことになります。

まず、どちらの状態かを切り分ける

アクセス解析があるなら

月間の訪問数を見てください。目安として、月に数十件も訪問がないなら「見られていない」側の問題です。逆に数百件来ているのに問い合わせがゼロなら「動かれていない」側です。

解析ツールを入れていないなら

数字がなくても、次の方法である程度分かります。

  1. スマホで、店名を検索する(自分のスマホは履歴の影響を受けるので、家族のスマホやシークレットモードで試すと正確です)
  2. 「地域名+業種」で検索する(例:「交野市 整体」)
  3. 自分のサイトが何番目に出るか、そもそも出るかを見る

店名で検索しても出てこない、地域+業種でまったく出てこない。この状態なら「見られていない」と判断して構いません。

「見られていない」ときに見る3つ

1. 店名で検索したときに何が出るか

店名で検索して自社サイトが出ないのは、公開直後を除けば何か問題があります。公開して数週間経っていないなら、単に待つ時間が必要なだけのこともあります。

2. 地図に載っているか

地域のお店の場合、検索よりも地図から見つかる割合が高いことがよくあります。Googleビジネスプロフィールが空欄だらけだと、ここで取りこぼします。詳しくはGoogleビジネスプロフィールを整えるをご覧ください。

3. 「今いる場所」から人が来られるか

多くのお店にとって、検索よりも確実な流入元があります。

  • Instagram・Facebookのプロフィール欄にURLを載せているか
  • 名刺、ショップカード、チラシ、看板にURLやQRコードが入っているか
  • 既存のお客様に「ホームページを作りました」と伝えたか

作ったことを誰にも知らせていない、というのは実際によくあります。 検索対策より先に、今つながっている人が来られる道を作るほうが早く効きます。

「見られているのに動かれない」ときに見る4つ

こちらは、ページの中身の問題です。優先度の高い順に挙げます。

1. 何の店か、3秒で分かるか

スマホでトップページを開いて、上から画面1枚分だけを見てください。そこに、

  • 何をする店なのか
  • どこにあるのか
  • 誰に向けたものか

が書いてあるでしょうか。おしゃれな写真とキャッチコピーだけで、業種が分からないサイトは意外に多いです。

2. 料金が書いてあるか

「料金は要相談」とだけ書かれていると、多くの人は問い合わせません。高いか安いか以前に、「聞くのが面倒」だからです。

すべてを載せる必要はありません。「◯◯円から」「目安はこのくらい」が書いてあるだけで、問い合わせのハードルは下がります。金額の考え方はホームページ制作の費用相場は?でも触れています。

3. 連絡手段が、相手の使いやすい形か

電話番号しか書いていないサイトは、電話をかけられない状況の人を丸ごと取りこぼします。LINE、メールフォーム、インスタDM。相手が選べる状態にしておくのが安全です。

営業時間外の問い合わせをどう受けるかについては、「電話に出られない時間」の取りこぼしをなくすに書いています。

4. スマホで読めるか

文字が小さい、ボタンが押しにくい、写真が重くて表示に時間がかかる。実際にご自身のスマホで、電波の良くない場所から開いてみてください。PCで確認しただけでは気づけない問題が見つかります。

直す順番

限られた時間で効果を出すなら、この順番をおすすめします。

  1. 今つながっている人が来られる道を作る(SNS・名刺・既存客への告知)
  2. 地図(Googleビジネスプロフィール)を埋める
  3. トップページの1画面目を直す(何の店か・どこか・誰向けか)
  4. 料金の目安を載せる
  5. 連絡手段を増やす
  6. 写真を入れ替える

1と2は費用がほぼかからず、すぐできます。お金をかける施策は、この後で構いません。

それでも動かないとき

上を一通りやっても変わらない場合、ページの問題ではなく、そもそも狙っている相手とサイトの内容がずれている可能性があります。

このときは、直近で来てくれたお客様に「何を見て来たか」「何が決め手だったか」を実際に聞いてみるのが確実です。ここで得られる言葉は、想像で書いたコピーよりずっと強いものになります。

まとめ

「問い合わせが来ない」と感じたら、まず切り分けてください。

  • 見られていないなら、検索対策より先に「今つながっている人の導線」と「地図」
  • 動かれていないなら、1画面目・料金・連絡手段・スマホ表示

当店では、公開して終わりではなく、その後の集客のご相談にも応じています。すでにお持ちのホームページについてのご相談でも構いません。LINEから「HPの相談です」の一言で大丈夫です。